ベランダの水はけ対策はどうすればいい?原因から解説します
2021.11.25ベランダの水はけ対策をしておかないと、せっかくきれいな外観を持つ家であってもカビが生えたり、ボウフラが発生したりしてしまいます。
とはいえ、「ベランダの水はけ対策について詳しいことはわからないし、そもそもどのようなデメリットがあるかわからない」という方も多いでしょう。
今回は、ベランダの水はけ対策の重要性を解説します。
水はけが悪くなる原因は何か、放置するとどんなデメリットがあるのかについても紹介しますので、あわせて参考にしてください。
ベランダの水はけが悪くなる原因
まず、なぜベランダの水はけが悪くなるのかについて解説します。
ここを押さえておくと、水はけ対策をすることの大切さを知ることができますよ。
十分な傾斜がない
ベランダに十分な傾斜がないと、水がたまる原因になります。
本来であれば下に流れ落ちていく雨水などが、傾斜に沿えないため留まってしまいます。
これは建築時に業者が傾斜を作らなかったこと(設計ミス)などが原因だと考えられます。
排水口がゴミなどで詰まっている
排水口の詰まりも、ベランダの水はけを悪くします。
落ち葉や泥、服から落ちた細かな繊維などが合わさって排水口に詰まっていると、水が流れなくなってしまいます。
特に観葉植物をベランダで栽培している方や、近くに大きな木があるという方は要注意です。
目立たないようですが、砂埃なども水はけを悪くする原因のひとつです。
周囲がコンクリートだとしても、遠くから埃が飛んでくることもあるので気をつけてください。
物を置きすぎている
排水溝付近に物を置いてしまうと、排水口が正しく機能しない可能性があります。
植木鉢やバケツ、ジョウロやゴミは大小問わず置かない方がいいでしょう。
置いてある物には埃やゴミが付着しやすいため、さらにベランダの水はけを悪くしてしまいます。
「不要物だからとりあえずベランダに出しておこう」と物を置きすぎている場合は気をつけましょう。
ベランダに水はけ対策が必要な理由
ベランダの水はけ対策をせず、汚れがたまったまま放置しておくと、水がたまり雨漏りが起こる可能性もあります。
早めに対策をすることが重要です。
またベランダの防水加工が劣化することによっても、水はけが悪くなってしまうことがあります。
一般的に、ベランダの防水加工が十分に機能するのは10年~15年と言われています。
もしベランダが明らかに劣化しているようであれば、防水加工から考えてみましょう。
水はけが悪い状態を放置することによるデメリットとは
水はけが悪いと思わぬデメリットを生んでしまいます。
具体的に紹介しましょう。
ベランダに水たまりができる
水はけが悪ければ、当然ベランダに水たまりができます。
水たまりができると、不意に足を滑らせてしまったり、洗濯物を汚してしまったりするかもしれません。
ベランダにカビが生える
ベランダの水はけが悪くなると、カビが生えることもあります。
カビは胞子によって増えていくので、ベランダに干している洗濯物に菌が付着する可能性もあるでしょう。
「洗濯物を室内に取り込んだ時に、一緒に入ってくる」「開けた窓から風にのって室内に入ってくる」なども予想できます。
カビはアレルギー症状の一因ともなるので、注意したいですね。
ボウフラが発生する
ボウフラは蚊の幼虫で、水があるところで発生します。
水はけ対策ができていないと、ベランダにボウフラが発生しやすくなり、蚊に悩まされることになるでしょう。
具体的な水はけ対策とは?
それでは、水はけ対策について具体的に解説します。
ゴミや汚れを取り除く
多少のゴミや汚れは自分で取り除くことができます。
特に落ち葉や泥などは、拾ったりスポンジで擦ったりするといいでしょう。
大きなゴミは処分業者に依頼して、不要なものは全て捨てて、水が流れやすいようします。
排水口カバーなどを使う
市販の排水口カバーなどを使うと、ゴミがたまるのを防ぐことができます。
アルミのものからネット状のものまでさまざまな種類があるので、家の排水口の大きさなどを考慮して導入するといいでしょう。
専門業者に依頼する
確実にベランダの水はけ対策をするためには、専門の業者に依頼すると確実です。
ベランダを自分の力だけで修繕するのは至難の業です。
大切な家を守るためにも、専門の業者に依頼することをおすすめします。
まとめ
ベランダの水はけの悪さを放置しておくと、雨漏りなどの原因にもなるので、できるだけ早めに対策をするのがいいでしょう。
そのほか、カビの発生、蚊の発生などのトラブルにもつながります。
快適に暮らすためにも、水はけのいい、清潔なベランダを維持しましょう。
「ベランダの水はけがあまり良くない」など、気になることがある方は、ぜひ当社にご相談ください。