ベランダが雨漏りする原因は?修理費用や失敗しない業者の選び方
2021.11.22雨漏りは屋根が原因と思っていませんか?
住宅内に雨風が侵入する場所は屋根だけではありません。
外壁やベランダから入り込むケースもあります。
なかでもベランダの雨漏りは、発生箇所が特定しにくく、素人が原因を見つけるのは難しいです。
そこで今回は、ベランダから雨漏りする原因や修理の費用相場、業者へ依頼する前の注意点など詳しく解説します。
ベランダが雨漏りする原因はなに?
ベランダが雨漏りする主な原因は、次の7つです。
・手すりや笠木の破損
・笠木のシーリングが劣化
・排水溝(ドレン部)の詰まり
・床(防水層)の亀裂
・床の傾斜が悪い
・ベランダ壁の劣化やひび割れ
・ベランダ窓のサッシが劣化
ベランダは雨の影響を受けやすいため、床にFRP防水やウレタン防水などの防水工事を行うのが一般的です。
しかしながら、防水層は経年劣化や衝撃によってダメージを受けやすく、10年を目安にメンテナンスが必要です。
また、外壁材やベランダの手すり・笠木のつなぎ目は、シーリングといってゴム状の素材で隙間を埋めます。
シーリング材は、紫外線や雨風などによって劣化し、時間が経つと材質が固く縮まったり亀裂が入ったりします。
ベランダから雨漏りする原因は、目に見える箇所だけではなく、小さくて異常を見つけられない場所が多いので注意しましょう。
バルコニーの雨漏りにも要注意!ベランダとの違いは?
住宅の中で、ベランダは雨漏りが発生しやすい箇所のひとつですが、同じくバルコニーも発生率が高い場所です。
「ベランダとバルコニーは同じもの」と認識している人も多いでしょうが、厳密には違います。
「屋根がある(ベランダ)」「屋根がない(バルコニー)」です。
どちらも住宅から張り出した部分なので、雨風の影響を受けやすい特徴を持ちます。
両者は住宅の中で雨漏りしやすい場所なので、修理するときはそれぞれの特徴を知っておきましょう。
ベランダの雨漏りを放置するのは危険!
「ベランダから雨漏りしているのは分かっている」「雨の日以外なら耐えられる」と、ブルーシートやバケツで対応している家庭も多いのではないでしょうか。
このような対策は、応急処置としてはおすすめですが、修理せず雨漏りを放置しておくと以下のようなトラブルの元になります。
・湿気上昇によりシロアリが発生
・大量のカビによりアレルギー症状が起こる
・天井と床の間に水が溜まり漏電
雨漏りは雨が止むと落ち着くケースが多いでしょう。
そのため、修理費用を考えてつい放置しがちです。
しかし、住宅内の目には見えない部分に水が溜まっているので、放置するとさまざまなトラブルにつながります。
意外に思うかもしれませんが、「漏電」も雨漏りによって引き起こされるトラブルのひとつです。
漏電を放置すると最悪「火災」へとつながるため、早めに修理を考えましょう。
ベランダの雨漏り修理の費用目安は?
ベランダの雨漏りは、放置する時間が長いほど修理箇所が増えるため、必然的に費用が高くなります。
修理の費用相場は、ベランダの一部分だけ補修工事するなら3~10万円程度です。
防水層のメンテナンスを放置してしまい、床や下地の修理も必要になった場合は、15~50万円と、まとまった費用が必要でしょう。
また、ベランダの雨漏りは部材の修理だけではなく、発生箇所を確認するための調査費用もかかります。
目視検査なら0~5万円程度ですが、散水検査や赤外線検査なら5~30万円が費用相場です。
調査費用を抑えるために目視だけでお願いすると、雨漏りする原因箇所がしっかり特定できず、再修理を繰り返して費用が膨らむ可能性があります。
雨漏り修理をする際は、しっかり原因を追求してから対処した方がいいでしょう。
M’sペイントでは上記の費用よりお安く実現が可能ですので是非お問い合わせください。
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ベランダの雨漏りを業者へ依頼する注意点
ベランダの雨漏り修理は、自分で対応するのは難しいため、早期解決に向けて業者へ依頼するのがおすすめです。
業者へ依頼する前に、選び方や注意点をチェックしましょう。
雨漏りに詳しい専門業者へ
「ベランダの雨漏りを修理してもらったけど、なかなか改善されない」というケースがあります。
1回の修理で雨漏りが改善されないのは、発生箇所の特定がうまくできなかった可能性が高いです。
雨漏りの原因は複数考えられるため、修理する前に目視で発生箇所を特定します。
しかし、ベランダの雨漏りは原因がいくつもあり、目視だけで確認するのは難しいです。
普通に考えると、室内の天井から水が滴り落ちる場所の近くに穴が空いているからと思いますが、水は高いところから流れるため、雨漏りする付近が原因とは限りません。
原因を追求するには、ベランダに水を撒いて特定箇所を見つける散水試験や、赤外線カメラを使って水の流れを把握するなど、さまざまな方法で調査します。
雨漏りに詳しい専門業者は目視だけではなく、散水試験や赤外線カメラを使って雨漏りの原因を追求するなど、二次被害を起こさないためにしっかり調査します。
しっかりと原因を突き止めて、修理を行うことが、雨漏り対策には欠かせません。
雨漏りに詳しい専門業者に依頼するようにしましょう。
火災保険の対象か業者へ確認する
ベランダから雨漏りする原因が、台風や大雨などの自然災害によるものであれば、加入している火災保険が適用される可能性が高いです。
ただし、防水工事の施工不良や経年劣化が原因で、ベランダから雨漏りしている場合は火災保険の対象外です。
修理する前の調査で原因が分かるので、一度業者へ相談してください。
保証サービスが充実している業者
専門業者へ雨漏り修理をしてもらっても、しばらくすると再発する可能性があります。
ベランダから雨が侵入するルートは1箇所ではないため、どんなに優れた業者でも確実に止められるとは限りません。
万が一、再修理が必要になったことを考えて、「修理後に無料工事の保証が付帯している」「再工事費は業者負担」などのサービスが充実しているか確認しましょう。
まとめ|ベランダの雨漏りは早めに修理しよう
ベランダの雨漏りは、しっかり原因を追求することで被害拡大を抑えられます。
専門業者では、さまざまな方法で雨漏りの発生箇所を特定し、二次被害が起こらないように工事します。
ベランダの雨漏りで困りごとがあるときは、当社にご相談ください。